生理検査部門

心電図や超音波検査、脳波検査などを行う部門です。

安静心電図

【所要時間】3分程度
不整脈の有無、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、高血圧を伴う心肥大、心筋症や先天性心疾患、電解質の代謝異常などを発見するための検査です。

ホルター心電図

【所要時間】24時間
不整脈や狭心症を発見するために、24時間連続して心電図を記録し、この波形を解析する検査です。携帯型の小さな心電図記録装置(ホルター心電計)を24時間携帯しながら普段と同じように行動していただき、装着中の症状の有無や行動記録をメモしていただき、解析した心電図との関連を調べます。

末梢循環検査(ABI/PWV)

【所要時間】15分程度
両腕、両足首の血圧・脈波と心音・心電図を同時に測定し、血管壁の硬さを反映するPWV(脈波伝播速度)と下肢動脈狭窄度を表すABI(足首・上腕血圧比)を求め、生活習慣病などによる動脈硬化症の進行度と重症度を定量的に評価します。
両腕・両足首に血圧測定用のマンシェットを巻いて、両手首に心電図用の電極を挟み、胸に心音測定用のマイクを付け測定します。

超音波検査

人間の耳には聞こえない超音波を体内に照射すると、組成の違う部分では反射して返ってきます。この反射波を体表面でとらえ、体内の様子を画像化するのが超音波検査(エコー診断)です。臓器の形態や腫瘍などの病変、血流などを画像化できます。

心臓エコー

【所要時間】30分程度
心臓の形を見る形態的診断、心臓の実際の動きを見る機能的診断を行います。心臓弁膜症、心筋症、心筋梗塞、大動脈瘤、心膜炎などの診断に有用です。 心周期をみて評価するため、心電図電極を装着し左側臥位(横)になり検査を行います。

甲状腺エコー

【所要時間】15分程度
甲状腺は、咽頭から気管の前面と側面に位置する、重さ約25gほどのホルモンを分泌する内分泌臓器です。この検査では、超音波を甲状腺に当てて、甲状腺の大きさや形状、腫瘍の有無などを調べます。

頚部脈管エコー

【所要時間】45分程度
頭に血を送る首の両側の血管を超音波で観察し、血管のつまりや動脈硬化を調べるために行う検査です。

脳波検査

【所要時間】60分程度
検査はまず安静閉眼覚醒状態で、基礎リズムを調べ、感覚刺激(開閉眼、光刺激等)、過呼吸、睡眠などの生理的刺激を与えることにより、通常の状態では出現しない誘発される異常脳波を調べたり、安静時の脳波がどのように変化するかなどを観察します。
てんかんなど発作性疾患の異常波の検出、睡眠・覚醒の変化、意識の障害によっておこる脳の全般的活動水準の変化、脳梗塞や腫瘍などの病変による脳機能に対する影響などを調べます。
乳幼児等の場合は、誘眠薬を使用して眠らせて検査をする事があります。

腹部エコー

【所要時間】20分程度
肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓などの大きさや形状、腫瘍の有無などを調べます。

呼吸機能検査

【所要時間】2分程度
呼吸の量や呼吸時の空気の流れ・速さ等を測定する検査です。
呼吸機能障害の有無・程度及び障害部位の判定、呼吸器疾患の経過観察、治療による改善効果の程度などが検査できます。

  • 肺気量分画測定
    主に肺活量を測定する検査になります。通常の呼吸を口のみで約3から5回繰り返し、最大限まで息を吐き出した後、最大限に息を吸いこみ、更に最大限まで息を吐き出す検査です。性別・年齢・身長から求めた標準予測値と比較して,呼吸器機能の状態を見ていきます。
  • 努力性肺活量
    気道の閉塞(空気の通り道が狭くなっている状態)の有無・その程度を見る検査です。閉塞をおこす疾患としては,気管支喘息や慢性気管支炎・肺気腫などがあります。 検査では、まず最大限に息を吸いこんだ状態から、一気に出来るだけ速く・最大限まで一息で吹き切っていただきます。

イビキ・無呼吸検査(簡易検査)

【所要時間】一晩自宅で装着していただきます。
睡眠時無呼吸候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)が繰り返される病気です。
症状としては、いびきや不眠、起床時の頭痛などがあります。この検査は睡眠状態を簡易的に検査するもので、患者さまが自宅に装置を持ち帰り簡単なセンサーを取り付けていただき検査をします。

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臨床検査科(検査室)
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